お彼岸

子供の頃の祭日は、学校が休みになる何だか楽しい日でしたが、結婚してからは春分の日も秋分の日も『お墓参り』になりました。彼岸とは正に極楽浄土を意味し、太陽が真東から極楽浄土のある真西に沈むこの日に墓参りをすることで自身も極楽浄土に行けると考えられたそうです。

夫の父は学生時代に亡くなっていたため、義母や夫・・・子供が生まれると家族そろって墓参りに行きました。でも、今では夫婦2人での墓参りとなりました。

今年は暖冬のおかげでお寺のしだれ桜が見事に咲いて、春風の中サクラの花びらが舞い踊ってとてもきれいでした。こんなに満開の姿を見るのは初めてのような気がします。

お寺の帰りに深大寺に寄りました。深大寺はもともと疫病を除き、魔事を遠ざける神とされていたそうです。世界中がコロナで苦しめられている今、ぜひお参りして帰りたいと思いました。

深大寺の人出はコロナの影響でいつもより少なかったですが、水車館の先にある『湧水』という蕎麦店だけは違っていました。ここは一番の人気店で、11時台でも並ぶ事46番目。20番目から長椅子に座れるのですが、座った頃には後ろに30人位並んでいました。

店の前でガラス越しに蕎麦を打っている店主が見えるのですが・・・茶髪に白いポロシャツ、ハイビスカスの模様はサーファーなのか?蕎麦職人とは真逆な印象がおかしかったです。約1時間かかって味わった蕎麦は100%石臼引きの常陸そば粉でできている美味しいお蕎麦でした。デザートのそば羊羹があっさりした甘味で今日の御褒美みたいで嬉しかったです。(高橋)